頑固者の接触事故

表題の通りのことが土曜日の午前10時前に起きました。
場所は近くの四つ角で、ガシャン!という音に反応して2階のキッチンの窓を開けました。
家を飛び出すと何人かの女性が駆け寄っていき、自転車ごと倒れているおじいさんを助け起こしているところでした。
ぶつかった、と言うより接触した車はワンボックスカー。
40歳代のご夫婦とその母親と見られる人の計3人が乗っていたようです。
ぶつかってからわずか10秒もしないうちに通行人が通報し救急車を要請しました。
「大丈夫です!救急車はいりません。大事な用事があるから行きますっ!」
おじいさん、自転車を立て直し私達を振り切っていこうとするのです。

「おじいさんっ、転んだ時どこか打っているかもしれないから病院に行きましょう!」
車に乗っていた奥さんが言いました。
「大事な用事があるんだ。手を離してくれっ!病院には行かない。」
おじいさん周りの人々と目をあわさずに下を向いたまま言い放ちます。
目撃者によると確かに頭は打っておらずゆっくりと倒れたそうです。
車もスピードが出ていなかったのではねたと言うよりトンとぶつかった感じだったとか。
通行人の年配の女性が「大事な用事かもしれないけど、命のほうが大事よ!」と一言。
それでも行かせてくれ、時間が無いの一点張り。
この騒ぎを聞きつけてお向かいの内科の先生が白衣を着たまま出てきました。
押し問答の末「じゃあ、血圧だけでも測りましょう。」の一言で決着付きました。

たまたまぶつかった瞬間を見ていた近所の方と私はごみ置き場の掃除当番でした。
収集車が去った後掃除をしてから皆さんのところへいくとびっくりぎょうてん!
「おじいさん、帰っちゃった!!」
ちょっと目を放した隙に・・・
その瞬間救急車のサイレンの音が。
一同「あ~あ」という表情。
車の運転者と目撃者が救急隊に説明し、内科の先生のところへ話を聞きに行きました。
おじいさん、名前と住所を書いていってしまったそうです。
そこへ事故処理車到着。
再び一同「あ~あ」の表情。
私も店の開店時間がきてしまったのでその場を離れました。

数分後車の運転手夫妻が店頭に顔を出しました。
「あのすぐ後おじいさんが戻ってきたので警察の方と話ができました。事故扱いにはなりませんでした。ご近所の皆様によろしくお伝えください。」(私しか野次馬の出所がわからなかったらしい^^;)
それにしてもおじいさん、強引にいなくなってから再び現われたのが15分から20分。
大事な用事のわりに早く戻ってきたものです。
まさか、土曜日の朝11時までに近くのスーパーで配布している割引シールを貰いに行ったのではないかしら、と我が家では話題になりました。

それにしても倒れたおじいさんの方が一時停止を無視して交差点に入ってきたそうです。
車は近くの小学校で運動会が行われていてかなり人出だったので徐行していて急ブレーキをかけて「間に合ったかも!」というタイミングだったそうです。
おじいさんも打ち所が良かったのかお向かいの先生の診察によると大丈夫のようです。
もしかしたら婿が事故を起こしたかも!とドキドキしたという車の同乗者のお母さんの方が被害者だったかもしれませんね。
[PR]

by livingmama | 2010-05-31 15:47 | 日記