我が家の秋刀魚

秋・・・秋刀魚(この字、なんか好き)の季節です。
しかし長~いサンマは時たまグリルからはみ出そうになることも・・・。
ところが我が家は大丈夫!4ついっぺんにグリルに収まり、しかも面白い・・・ではなくて食べやすいのです。
ちょっと特殊な焼き方をするのですよ、これが。

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写真を見ていただくとわかるように、サンマをわっか状にして焼くのであります。
どうやって輪にするかって?
サンマさんには悪いけれど目を箸などでつついて穴をあけ、そこに尻尾を細く指でつまんで突っ込むのです。
穴を通った尻尾は反対側に抜けるともとどおりにパッと開いて目玉から抜けることはありません。
あとは塩を振って腹を下にしてグリルで中火から弱火で両面をじっくり焼き上げます。

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焼きあがったものをお皿におくと直径18cmの丸いお皿に丁度収まります。
サンマを1本で焼くとお皿に置いた時どうしても皿側が熱で蒸れて、皿側はパリッと食べられません。
しかし輪にして焼くとお皿に触れる面ははらわた側なので皮はパリッとしたままです。
背びれから箸を入れると、サンマの身が骨から一気にぺろりとはがれます。
ですからサンマの身は頭の付け根から尻尾まで片面、長いまま箸でつまみあげてかぶりつくことができます。(写真が横になっちゃった!)

c0022231_219776.jpgもちろん初めて見た方はギョッとされるかもしれません。
この焼き方は母が静岡出身の祖母に教わったもので、私で3代目になります。
私は幼い頃からこの焼き方を見ていたので、サンマは丸く焼くものだと思っていました。
古典落語の『目黒のさんま』に出会うまでは・・・。

~偶然、サンマを生まれて初めて口にしたお殿様は、その美味しさが忘れられずにお城でサンマを焼かせます。ところが片面だけ食べたところで『代わりをもてぃ!』。次から次へと差し出しても片面だけ食べて『代わりをもてぃ!』と家来に催促します。ところが最後の1匹を食べてしまってもお代わりを催促するので、困った家来は・・・~(オチは秘密ね!)

へ~、サンマって1本長いまま焼くんだー!!と子供の頃、落語を聴いて思ったものです。
我が家の焼き方だと落語のオチは成立しないのです。
ふふふ、落語家泣かせの焼き方だったのね!


~~ m(_ _)m ゴメンナサイ ~~
落語に詳しい方から指摘を受けました。
目黒のさんまの話、どうやら二つの話が混同してしまったようでした。

<殿様が狩りに行った時ひょんなことから農夫に焼きたてのさんまを食べさせてもらい、それがあまりにおいしかったのでお城で所望したところ、あんなに脂ぎったものは食べさせられないと、骨を抜き、団子に丸めて脂を抜いた調理をして出したところ「こんなのはさんまではない。ああ、さんまは目黒に限る!」>
・・・と、これが「目黒のさんま」のあらすじなのですが、私が頭に描いていたのは「目黒のさんまの」の複線となる話で、しかも「さんま」ではなく「鯛」だったそうです。

<鯛を食べていた殿様が一箸だけつけて、「代わりを持て!」といい、それを何回か繰り返したのでもう予備の鯛がなくなってしまい、困った家来が「築山の桜が綺麗でございます。」と気をそらした隙に、頭と尻尾を持ってくるっとひっくり返して「代わりをお持ちしました。」(実はひと箸つけた鯛を裏返しただけでした)ところが、またまた殿様ひと箸つけて「代わりを持て!」さあ、再び裏返したらひと箸つけた表面が出てしまいます。家来が困っていると、殿様は「築山の桜を見ようか?」>
つまり、殿様は家来が鯛を裏返したことを知ってわざとやったんですねぇ・・・というオチがついて、本題の「目黒のさんま」へと話が移るのです。

間違えてしまってごめんなさい。
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by livingmama | 2005-09-27 21:08 | 我が家の食事