真夜中の電話

14日の夜、いつもより早くベッドにもぐりこみました。
そしてぐっすり眠っていたところ、何かの音が聞こえました。
いつもなら飛び起きるところですが、その時はよほど疲れていたのか、目覚し時計の音と勘違いをし、一生懸命に時計をたたいてしまいました。
「ねえ、電話だよ。」
主人が私に電話の子機を手渡してくれました。
相手は弟で、「おばあちゃんが亡くなったよ。」

祖母とは私が生まれてから10年間同じ屋根の下で暮らしました。
自宅で長唄を教え、毎日お弟子さんがお稽古にやってきました。
チントンシャン、チントンシャン・・・
10歳の夏、祖父母の家・神奈川県川崎市から埼玉県上尾市に越しました。

体が弱かった弟は雑木林に囲まれた環境で、カブトムシやクワガタムシなどの自然に触れて少し元気になりました。
初孫で、折りに触れ「お姉ちゃんだから我慢しなさい。」「我が家の孫が駄菓子屋や縁日で買い食いしてはいけません。」「あんな、下品な子供と遊んではいけない。」などといつも精神的に祖母から圧迫を受けていた私は、転居後毎日が楽しくて仕方ありませんでした。
10歳までの私の写真はいつもつまらなそうな顔をしていました。
引越し後は自然に笑顔がこぼれた写真がいっぱいでした。

でも、現在の食卓に上るメニューは祖母から受け継いだものがいくつかあります。
わっか焼きの秋刀魚年越し蕎麦、インド人に教わった本格的な「カリー」などなど・・・
食べ物に関しては祖母の影響を大いに受け継いでいます。

祖父が亡くなって数年後、祖母は老人ホームに入りました。
かなり太っていて家族だけでは介護しきれなかったことが理由の一つでした。
ホーム生活十年を超えたところで、95歳の大往生でした。
今晩、お通夜です。
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by livingmama | 2006-01-16 11:14 | 日記