かあさん、事件です。

今朝起き抜けに窓の外を見たら薄っすら雪化粧されたご近所の屋根を見てビックリ!
でもそれ以上に驚かされたのが昨日の朝8時25分の電話でした。
電話の声は初めて聞く男性のもの、しかもりっちの学校の最寄駅。
はて、定期でも落としたのかなと思っていたら・・・

「お嬢さんが今朝当駅で倒れて怪我をされました。」

え?なに?どういうこと?

「貧血で倒れたようですので、すぐこちらにいらしていただけますか?」

娘は電話に出られますか?電話から離れたところにいる?娘の携帯にかけます!

携帯から聞こえてきたりっちの声は弱々しく何を言っているのか聞き取れませんでした。
たまたま通りかかったりっちの高校の先生がいると言うことなので替わってもらいました。

「私○○高校の××と申します。足に軽い怪我を負っているのでこれから学校の保健室に連れて行きますので、お母さんはそちらの方にいらしてください。」
初めて聞く名前の先生でしたが、職員の多い高校なので聞き覚えがなくてもしょうがないと思いながら慌てて支度をして家を飛び出しました。

学校に着いて事務室で名前を告げると事務長が大慌てで出てきて早口でまくし立てました。
「いやあ、驚きましたよ。顔も手も真っ白で!」
もともと色の白いりっちですが事務長が口から泡を飛ばす勢いで話すのでドキドキしました。

保健室に寝かされていたりっちは落ち着いたのかほほに薄っすらと赤味が差していたのでホッとしました。
話すことができたのでゆっくりと事の顛末を語ってくれました。

「電車に乗ったときは大丈夫だったのに途中で気持ち悪くなって、駅に着いた時はピーク!
友達が改札外で待っているから必死で歩いたんだけど足に力が入らなくなって・・・。
気がついたら倒れていて起き上がれなかったの。
おばさんの声がして『転んだだけ?』と言われたのに首を振るのが精一杯で。
そのうち両脇を支えるようにして誰かが肩を貸してくれたんだけど足元しか見えなくて。
でも同じ高校の男子生徒のズボンだったからチラッと横を見たらがっちりした二人だった。
多分だけど、野球部じゃないと思う。あまり大きくなかったから。」

事故の前日に腹痛を訴え、病院に行ったら胃腸炎をぶり返したとの事。
その翌日遅刻しそうだから駅まで全速力で走ったのが引き金になったかもしれません。
私も仕事中に急性胃腸炎で倒れたことがあるのでどういう倒れ方かわかりました。
ひざの力が抜け、崩れるように倒れてしまったのです。
どうやらりっちも同じようで、その際に左ひざを強打して切れてしまったようです。
頭や顔は打っていないとの事なので少し安心しました。
ひざに張られた大きな救急絆創膏にはかなりの血がにじんでいました。

そこへ保健の先生があらわれて「お母さん、理事長先生がお話があるそうです。」
え?どうして理事長先生??
「理事長がたまたま駅に居合わせたようで・・・。」と中川翔子似の保健の先生。
(ひえっ!)あのう、理事長先生のお名前は・・・?
「××ですが。」
ぴゃー!朝、携帯に出てくれたのは理事長先生だったのね!!

そのうち担任の先生もいらしてくれたので抱えあげてくれた男子生徒の話をすると、
「ああ、レスリング部の生徒です。」
身長はそれほどないけど、体格がいいわけだわ!
(あの体調の悪さで野球部じゃない、と思ったりっちの分析力。あなどれない!)
遅刻しそうな時間なのに他の生徒達もみんな駅構内で心配してくれたとか。
生徒指導の先生が学校から駆けつけたので、生徒は慌てて登校したそうです。

「ビックリした!理事長先生だったのか。式典の時なんかは遠くて顔が見えないしね。
名字で言わないで『理事長先生』ってみんな呼ぶから、本名知らなかった!」

学校からも先生が来てくれたんだって?
「自転車の後ろに乗っていくか?て言われたけど力が抜けていたから困ってたの。
そうしたら理事長先生が『タクシーで行きます!』って乗せてくれて。
ああ、理事長だから学校の門の中までタクシー走らせて校舎に横付けできたのか!!」
りっちはまたまためったに経験できないことをしてしまいました。
「でも、この学校でよかった!みんな優しくて親切だし。」とりっちは嬉しそうに言いました。


本当はこの話はブログに載せないつもりでした。
私のブログを見てくださる皆さんによけいな心配をかけたくなかったからです。
けれどもりっち本人の強い希望で掲載することにしました。
「今日の事、忘れたくないから。ママのブログに載せて!」
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by livingmama | 2008-01-17 11:18 | りっち