おじいちゃんが亡くなって(2)  ~覚書~

葬儀の打ち合わせの話。
祭壇はどれにしますか?
棺桶はどの形にしますか?
骨壷はどのタイプにしますか?
決めることがたくさんあります。
おばあちゃんは高齢なので長い打ち合わせは辛いだろうと、夫の姉夫婦・妹親子(高2の息子は文化祭の代休)が代わりに同行してくれました。

祭壇は洋花メインのシンプルな物。
棺桶はおじいちゃんが大柄な人だったので通常サイズでは入らず特大に。
骨壷は青磁の落ち着いた物。
その他細かいものが見積書にびっしり書き込まれています。

「これ、何ですか?オブジェってわからないんですが。」
私が何気なく聞いた一言がみんなに火をつけてしまいました(^^;)
「オブジェは祭壇の横に置く庭飾りみたいな物です。」
姉達一斉に「いらないんじゃない?」
そしてみんな次々に「これは何?」「これは必要?」と無駄を省いていきました。
ケチをしているわけではなく、納得がいかないものにお金をかけたくなかっただけです。
夫が「シンセサイザー演奏?って何ですか。」と駄目出し。
「葬儀中シンセサイザーによる生演奏です。」とこれ以上何を言われるかと担当者。
「これをやらないとどうなりますか?」と食い下がる夫。
「・・・・・・・・・・・・・」無言になる担当者。
今までこんなこと言われなかったんでしょうね。
でもこちらは静かに葬儀を執り行いたい気持ちがあるのです。
別のフロアからかなりの音量のシンセサイザーの音が聴こえてきました。
CDのBGMを静かに流してくれる程度でいいのにな。
「これをやらないと無音ですか?」
と私が放った一言に夫の姉がクスリと笑いました。
「納得がいかないものはやりません。」と夫が決断しました。
結局CD持込OK!となりました。(持ち込み料無し)
故人のお気に入りの曲をかける方が多いそうです。
でもおじいちゃんはどんな曲が好きだったのかしら?
自宅でCDを探していたらりっちが一言。
「さすがにお葬式でジャイアンツの応援歌かけるわけにいかないよね。」
え!闘魂こ~め~て~~♪ってあれのこと!?
大のジャイアンツファンだったけど、それは無理なんじゃないかなぁ。
CD無いし・・・(六甲おろししか無い我が家です)
親子で考えたあげく、クラシックの「悲愴」と「大きな古時計(by平井堅)」に決定。
おじいちゃんが好きだった曲というより、おじいちゃんにマッチする曲になりました。

夫の会社には報告の際「親族中心に葬儀を行うので弔問はご遠慮願います。」と。
実はこの時期は会社の決算時期なので皆さん忙しいから申し訳ない、との夫なりの配慮だったのです。
しかしお通夜に会社関係の方が沢山みえました。
おじいちゃんの仕事関係の方(私の友人のご両親)もみえました。
皆さん、ありがとうございました。
読売新聞のサービスセンター(販売店)の店長さん、大きなジャビット君のぬいぐるみを持ってきてくださってありがとうございました。
おじいちゃんの棺に何かを入れる際、報知新聞がいいと買いに行った私。
その時ずうずうしくも「巨人軍に関する小冊子などありましたらいただきたいのですが。」とお願いしてしまいました。
おじいちゃんとそこの店長さん(結構若い方!)は仲がよかったそうです。
それではとくださっったのがジャビット君。
「おじいちゃんのお棺に入れてあげてください。」

ジャビット君と一緒に天国へ行ったおじいちゃん。
置き土産はジャイアンツの12連勝!
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by livingmama | 2008-09-25 14:42 | 冠婚葬祭

おじいちゃんが亡くなって(1)  ~覚書~

同居しているおじいちゃん(夫の父)が亡くなったのは15日午後6時50分。
それから葬儀までは目まぐるしくなるはずでした。
しかし、おじいちゃんが入っていた互助会の葬儀場が翌日は予定がいっぱいでした。
ではその翌日はというと告別式が友引にかかってしまうのでまたまた1日延びて・・・
18日お通夜、19日告別式という運びとなりました。

話は前後しますが、亡くなってすぐに看護師さんが、
「体をお拭きして、着衣を入院着(着物仕立ての丈の短い着物)から浴衣に替えます。」
廊下の待合い椅子で待つこと20分程(その間義姉や実家の母に連絡)で黒服の男性が2名到着しました。
初めて知ったことですが、ここの病院では(他はどうだか知りません)病室から霊安室までは病院と提携している葬儀社が遺体を運ぶそうです。
霊安室で個人や家族の希望する葬儀社が迎えにくるのを待つようなのですが、今回はたまたま入っていた互助会と病院提携の葬儀社が同じだった為、霊安室に安置されるまもなく葬儀場へ運ばれていきました。
本来は喪主のおばあちゃんか主人がおじいちゃんと同じ車に乗っていくところでしたが、私が免許証を忘れてきた為、主人が我が家の車を運転しなければならなくなり、高齢のおばあちゃんよりシャキシャキ動ける義妹(実は私より年上)が葬儀場まで同乗して行きました。

おじいちゃんは仮の安置場所に移され、その間葬儀の大まかな日程を取り決めました。
我が家に帰宅したのが約9時で、夕飯の支度が間に合わないのでスーパーにお弁当を買いに走りました。
バイトから帰宅する兄ちゃんになんて伝えよう・・・そのことばかり考えていたので今考えると何を買って何を食べたのか覚えていません。
(かんぴょう巻きを買ったのは覚えていますが・・・^^;)

二十歳になったばかりの兄ちゃんはバイト先の新メニューのピザを食べながらビールを飲むことをだいぶ前から計画し、楽しみにその日を待っていたとのことでした。
「今日、例のピザを買って帰るんだけど雨が激しくなってきちゃった!
俺は合羽着て自転車で帰るから、焼きたてのピザだけ車で取りに来てよ。」
そうなると告白するのは食事の後がよさそうだわ。

アルコールが入っていたせいか、かなり驚いていましたが大泣きはしませんでした。
しかし、睡眠前に自分の部屋で号泣していました。
おじいちゃんと日帰り旅行やりんご狩りに何回も一緒に行った兄ちゃん。
本当におじいちゃんが大好きでした。

明日と明後日はぽっかり日程が空いてしまったので、葬儀の段取りを話し合いに葬儀場へ行くことになりました。

<次回へ続く>
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by livingmama | 2008-09-24 14:09 | 冠婚葬祭

9月15日の敬老の日に・・・

今年の敬老の日は9月15日。
数年前まで敬老の日は9月15日と決まっていたのに5年前から9月の第3月曜日に。
それだとなんかピンとこないと思っていたら今年は月曜日が15日になっていました。
やっぱり敬老の日は15日じゃなくっちゃ!そう思っていた月曜の夕方のこと。

りっちとスーパーに買い物に出かけた私の携帯に電話が入りました。
相手の名前を見るとそこにはおじいちゃんの入院先の病院名が。
「心臓の動きが急に悪くなって。すぐにこちらに来られますか?」
何も買わずにりっちと急いで家に戻りました。
買い物に出かけてしまったおばあちゃんをパパさんが探しに行き、その間私は近くに住むパパさんの妹に連絡しました。
絶対おばあちゃんと義妹を連れて行かなきゃならない!
なぜかそんな気持ちになっていました。
ほどなくりっちがおばあちゃんを連れて帰宅しそのままみんなを車に乗せて病院へ。

スーパーからの帰り道にりっちが「嫌な感じがする。冷や汗がびっしょり・・・」
りっちは勘が強いのか時たまこのようなことを言います。
かなりの確立で当たるので、今回ばかりは外れて欲しいと願っていました。
運転手のパパさんとおばあちゃんとりっちを残して義妹と病室まで早足で行きました。
病室に飛び込むと当直の先生と看護師さんが二人心臓の動きを示すモニターを見つめていました。
先生が夕方からの経過を説明しだした時にモニターに写っていたわずかな波動が一本になりました。
そして数字が「0」になってしまいました。
あっ・・・・・・・・・・
その時パパさんが病室のドアを開けて入ってきました。
モニターを見たパパさん、言葉が出ません。
「電気ショック、心臓マッサージなど手を尽くしたのですが・・・」
初めて見る若い先生がうつむき加減に口を開きました。

りっちがおばあちゃんのを連れて入ってきたのは先生の説明が終わったあとでした。
りっちに私と義妹しか間に合わなかったことを告げました。
病室から出て廊下のロビーの椅子に腰を下ろした私達。
義妹は目からあふれる涙をハンカチで抑えていました。
するとりっちがいきなりトイレに向かっていきました。
気になった私が後を追うと・・・中で声を押し殺して泣いていました。
「おばあちゃんを背負って走ればよかった・・・」
りっちなりに間に合わせてあげられなかったことを悔やんでいました。
「おばあちゃんを背負って転んだらもっと大変なことになったかも。
りっちは一生懸命病室まで案内してくれたんだから後悔しなくていいのよ。」
りっちが自分から一緒に行きたいと願ったので病院に連れてきたのですが、辛い場面に立ち合わせてしまったなと思いました。
兄ちゃんになんて伝えよう。
おじいちゃん大好きっ子だった兄ちゃんに伝えるのは辛いな・・・
バイトから帰ってご飯を食べ終わったタイミングで話すのがいいかな。



我が家にとって2008年9月15日の敬老の日は忘れられない日となりました。
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by livingmama | 2008-09-21 17:40 | 冠婚葬祭

本日、二十歳になりました!

めでたく20歳になった兄ちゃんですが、イベントはおあずけ。
というもの同居しているおじいちゃんが先週から病気で入院してしまっているのです。
みんなで入れ替わり病院に行っているのでバースデーの準備ができていません。
おちつくまで待ってね、兄ちゃん。

8月末から目が回る忙しさで、ブログ更新もままならない状態が続いています。
兄ちゃんの友人が兵庫県から3泊4日でやってきたのが8月30日。
昼と夜は遊び歩いていたので朝食だけ提供しました。(スーパーホテルみたい^^)
彼が帰った後おじいちゃんが入院。
出たり入ったりの毎日が続く中また別の友人が宿泊。
2人ともおじいちゃんが病気になる前からの約束だったのでそのまま受け入れました。

しばらくまたブログが更新できないかもしれません。
手が空いた時ゆっくり更新していきますね。
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by livingmama | 2008-09-09 09:09 | 兄ちゃん